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タイトル

1.CARAT:カラット(重量)

世間的にはカラット(重量)=ダイヤモンドのイメージがあり、大きければ大きいほど価値があるように思われています。しかし、大きくても4つの評価基準(カラー、クオリティ、カット)が悪ければ安くなるのです。一般的によく販売されているカラットは、0.25ct〜0.5ctくらいで二十代の若い女性の手に合うクラスとされています。大きくても質が悪いと、悪さが目立つようなことにもなりかねないので、バランスの良いダイヤモンドを選びましょう。
重量をあらわすカラットは、単位がctで表記され、1ctは0.2gのことです。特にダイヤモンドにおいては、 少数第3位まで測定して表示します。その他のグレードが同じ場合、石は重量が重いほど価値が高く評価される事になります。おおよそですが、一般的な丸いカットのダイヤモンドのとき次の表くらいの大きさになります。

ct
0.1
0.3
0.5
0.8
1.0
2.0
3.0
5.0
10
mm
3
4.3
5.2
6
6.5
8.2
9.5
11
14

2.Color:カラー(色)

ダイヤモンドのカラー(色)を決定する評価基準のひとつです。色のグレードは厳選されたマスターストーン(基準石)と比較し、黄色味の度合いによりアルファベットでDからZまでグレード(等級付け)されます。4Cの基準が考案される前は、ダイヤモンドの明確な鑑定基準はなく、カラーに関しては各業者が自由に「1,2,3」や「A,B,C」というようなランク付けをしていました。その中でも、「A,B,C」というランク付けが頻繁に使われていたため、新しい基準を新しい文字で表記するためにDから始めたと言うことです。
一般気的に良く販売されているカラーは、「D,E,F」カラーが多く、Kカラーくらいまではファッションリングとして使われています。カラーは黄色味の度合いによりグレードされるため、Kカラー以降はイエローダイヤとして販売されています。

D,E,F
G,H,I,J
K,L,M
N〜R
S〜Z
無色
ほぼ無色
僅かな黄色味
非常に薄い黄色
薄い黄色

3.Clarity クラリティ(透明度)

クラリティ(透明度)は、結晶時形成時に取り込まれた包有物が多い石ほど透明度が下がり、ダイヤモンドとしての輝きを損なうため、包有物の大きさ、数、位置、目立ちやすさ、 性質などを10倍率という拡大条件で観察してグレードを決定しています。熟練者が見て決定するため、よほどの目利きでないと素人には分かりません。I2、I3になると傷が多くダイヤモンドとしての輝きに欠けるため、ファッションリングとして扱われるのは、I1くらいまでは良く使われています。

FL・IF
WS1・WS2
VS1・VS2
SI1・SI2
I1・I2・I3
  10倍拡大で発見困難な包有物 10倍拡大で発見がやや困難な包有物 10倍拡大で発見が容易。肉眼は困難 肉眼で容易に発見できる包有物

※FL(フローレス):石の内外部無欠損
※IF(インターナリーフローレス):内部無欠損

4.Cut:カット(研磨)

カット(研磨)は、人間が関与できる唯一の要素。一般的にラウンドブリリアントカットでなければ評価されません。ダイヤモンドの輝きが十分に発揮されるかどうかはカット次第になるため、石の価値を決める上でとても重要な要素と言えるでしょう。
一般的に、最低GOODくらいまでのカットが販売されていて、ファッションリングでも使われています。どんなに他の評価基準を満たしていても、カットが悪ければただの硬い石になるため、価値がありません。カット基準で、エクセレントという評価があります。これは、最も理想とされる石にどれだけ近いかというのを計測した評価で、ベリーグッドよりも高い最上の評価となります。

EXCELLENT
VERY GOOD
GOOD
FAIR
POOR
エクセレント
ベリーグッド
グッド
フェアー
プアー

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Last update:2024/1/9